クロスオーバーネットワーク
回路と製作!!
自分好みの良いネットワークを作るには?
クロスオバーの周波数の設定
  クロスオーバー周波数は、使用するスピーカーのクセ、欠点などを補い、特性の良い所だけを組合わせ
  る様に選びます。ウーハーの中音域、スコーカーの高域限界のあたりは、分割振動領域になるため、
  音質も指向性も悪くなる部分ですから、クロスオーバー周波数はそれ以下のところに設定して下さい。
  ツィーターやスコーカーの低域限界の辺りは、歪が増えて音質が悪くなって下りますので、ネットワーク
  回路でカットしなければなりません。また、ツィーターやスコーカーを過大入力で壊さない様、耐入力を
  考慮してローカット周波数をしっかりして下さい。組み合わせるスピーカーのインピーダンスや周波数
  特性を良く調べ2つの条件が程良くマッチングする周波数を選定する様、にして下さい。

スピーカーノインピーダンス変化を考慮する!!
  一部の特殊な物を除いて、スピーカーは大なり小なりインピーダンス特性を持っています。その値は
  ユニットのfoやホーンの反射などによる共振、ボイスコイル・インピーダンスによる高い周波数帯域に
  おいて、大きく上昇を示します。ネットワーク回路の特性が極力こないように考える事も必要です。
  その手段とは??
  @インピーダンス特性の平坦な部分にクロスオーバー周波数を設定する。
  Aインピーダンス変化の出来るだけ少ないユニットを使用する。
  Bインピーダンス補正回路を使用する。
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エンクロージャーの
組み立ては!!
◎エンクロージャーを組み立てる為には、
  寸法通りに切り出した板を組み立てれば出来る訳ですが、板の接合には、様々な方法が有ります。
  最も一般的な接合方法が"イモつぎ"と呼ばれる方法です。"ほぞ・みぞ"等の加工をして接合する
  方法も有りますが、この"イモつぎ"もエンクロージャーを組み立てる際の、最も有効な接合方法の
  一つです・
※詳しくは!!
CRAFT HAND BOOK
      SPEAKER CRAFT MANUAL VOL..1
          フォステクス株式会社発行
                   \600〒\200
◎組み立てには、木工用のボンドを使用します。
  本棚や椅子等の木工では、釘や木ネジが主役ですが、
  エンクロージャーの組み立では、木工用ボンドが主役になり
  ます。木工ボンドは接合面の気密性を維持する為にも有効で、
  接合面には多めに木工ボンドをつけて、はみ出た部分を乾く前に
  ふき取ると綺麗に仕上がります。木工ボンドが乾くまでの補強として
  釘や木ネジ、ハタ金等を利用して組み立てると、接合面がより強固に
  なります。裏板等を、取り外しが出来る様にする時は、パッキン(すきま
  テープ)で、気密性を維持して下さい。